タイ旅行記
2020年2月1日〜7日。タイ旅行記① - SHORTCAT
2020年2月1日〜7日。タイ旅行記② - SHORTCAT
2020年2月1日〜7日。タイ旅行記③ - SHORTCAT
2020年2月1日〜7日。タイ旅行記④ - SHORTCAT
2020年2月1日〜7日。タイ旅行記⑤ - SHORTCAT
2020年2月1日〜7日。タイ旅行記⑥ - SHORTCAT
2020年2月1日〜7日。タイ旅行記感想まとめ - SHORTCAT
波乱の幕開けをなんとか乗り切ったタイ旅行1日目の続き。
1日目-夕食。最高の晩餐-
ハプニングに疲れたぼくたちは、とにかく腹ごしらえがしたかった。
ネットで評判の高かったタリンプリンという店に入った。
いくつか注文が届き、口に運ぶ。
めちゃくちゃうまい。やばい。タイに住みたくなった。
味付けが、日本人の下にジャストミートするのだろう。
ほんのり辛いが、辛いのが苦手な人でも食べれるからさ。
後述するかもしれないが、タイの料理は本当に美味しい。ハズレというハズレは引かなかった。
箸が止まらず、たらふく食べ、二人で1300バーツ。4000円くらい。
ちょっと贅沢した感があるが、それでも日本の飲食店では味わえない食事だった。
1日目-タイ古式マッサージ。初めてチップを払う-
そのあとは疲れた体を癒すため、マッサージ店へ。
見た目が艶めかしく、風俗では?とドキドキした。素直にマッサージをして欲しい気持ちと、それでも20代前半の性欲のセンサーの鋭さがこうしていた。
マッサージ師として出てきたのは、40過ぎのおばちゃんで、安心半分、失望半分。
ばりばりのタイ古式マッサージを展開された。
僕を担当してくれたのは、小柄な女性だったのだが、体全身を使って、タオルのように揉み解される。
イタ気持ちいのレベルMAX。
プロレスのようだった。
こう書くといやらしいが、本当に健全なマッサージで、終了後、チップを渡そうと友人と二人で意思疎通していた。
終了後はタイのお茶が出てきて、あったかいお茶とともにのびた顔で椅子で休んだ。
プロの技を600バーツで体験した。
その日は疲れて、帰ってすぐに寝た。
2日目-三大寺院巡り。プチハプニングを添えて-
タイといえば、ワットポー、ワットアルン、ワットプラケオの三大寺院が有名。
まぁタイに来たからには、ということで回った。
まぁ、よかった。よ。
そんな感じの感想だった。
なぜか。
ネットで見てるから。
ネットで見てるから、感動はそこまでない。
SNS社会の到来は、旅行の意味を変えたのだと思う。
見ることの価値を相対化してる。というより、ほとんどゼロに近しい。
だけど、見て、何を感じるか、はやっぱり行かないとわからないな。と思った。
見るのが大事なのではなくて、当時何を思って作ったのか。そういうことに耽るための、ある種の隔離なのだと思う。
旅行そのものもそうだ。食べる。見る。体験する。遊ぶ。主にそう行った要素で旅行は構成されているが、その細切れは日本にいても、日常でも味わえる。
1番の価値は、隔離。隔離された状態で、体験をする。
隔離されるからこそ、体験に集中できるんだ。
ワットポーは、学問の聖地として栄えたらしい。そこから今のタイの文化や経済が作られていると思うと、仏教との結びつきが強いことにもうなづけた。
装飾が派手で、タイらしさを感じられた。タイらしさ、というのは非常に興味深いと思う。なぜ、らしさ、を感じるのだろうか。
らしさとはブランドなのかもしれない。そういう意味では、メディアが取り上げるとき、ワットアルンが写真に使われたりしていることが多いのかもしれない。
そうした写真の選択は、その最小要素としてもやはりイメージなのであり、ワットアルンがその原点になっているとするならば、タイのインバウンドに繋がっている寺院とも言える。
ワットプラケオは、ラーマ1世の誕生とともに建築された寺院。タイの始まりの地。
もともとトンブリーというところが首都だったが、現在のバンコクに移された転換点の地ともなっている。
ちょうど日本が奈良から京都に遷都したような感じだろう。
歴史を踏まえながら、文化に触れることが、経験を豊かにする。
と、思索に耽っていると、ハプニングが起きた。
三大寺院周辺でトゥクトゥクに乗った。人生初。
トゥクトゥクは、想像以上に飛ばす。一種のアトラクションのようだった。
乗り終わって、チップとして20バーツを渡すと、本当に大喜びしていた。
20バーツは、日本円で70円ほど。
それで大喜び。やはりタイの物価が上がっているといえど、日本と比べるとまだまだ成長の余地があるのだと感じた。
が、
その、トゥクトゥクに、友人がiPhoneXRを忘れたのだ。
頭によぎる、転売。
ほぼ新品であるので、10万円近くで売れるだろう。トゥクトゥクの運転手として、半年の収入に匹敵するのではないか。
手に汗を握った。
だが、
なんと、トゥクトゥクが僕らを探しにきてくれたのだ。
ほんの少しでも疑ってしまった自分に嫌気がさした。
チップとして20バーツ渡した。
大喜びしていた。